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第3回立志会開催しました!


11月8日に第3回立志会が開催されました!今回のプレゼンは、そえださん(B2)にしていただきました(ページ下部にて紹介しています)。今回もさまざまな分野から、学部生16人、院生は3人の計19人が参加しました。どんどん広がる議論から、ひたすら深掘りする議論まで、様々な議論ができました。参加者各々が新たな視点に触れ、刺激しあい、とても盛り上がりました。


今回の総括

 20分のプレゼンの後、約1時間にわたりフリーディスカッションを行いました。フリーディスカッションでは、えんたくんでプレゼンを通して思ったことを共有した後、参加者それぞれが議論したいことについて語り合いました。今回はより発散できる環境を作り、幅広く自由な議論を展開しました。

 プレゼンテーションの内容に関連して、解決したい問題はないですかと募ってみたところ、「飢餓の子供に文学は通用するのか」という話題が提供されました。その中で、文学が通用するとは、文章に共感できるということなのか、また共感をするためには経験は必要であるのかということについて話した後、飢餓問題を文学からアプローチする方法として、

飢餓の子供に妄想をさせてあげることによってつらい現実から目を背けさせる方法と、飢餓の様子を文章によって人々に共感させることによって寄付を募らせる方法があるのではないか。

という意見が出てきて、文学は多くの人に影響をもたらすことができるのだなと再確認できました。


 また、プレゼンターが最近の興味のある、社会の複雑系の話から、社会は複雑に絡み合っていて、一つの関数にだけ着目していると理解できないことがたくさんあるという話になりました。そんな複雑な社会を理解するのは難しいですが、予想を立てる手段として、

ディープラーニングが使えるだろう。また、現在生きている生物は長年複雑な社会を生き残っているのだから、社会の複雑系を理解する助けになるのかもしれない。

という意見が出てきました。この議論により生物学により興味を持った人もいました。


 また、あるグループでは議題がどんどん移り変わる、立志会らしい発散型が行なわれていました。発端は、参加者がつい口にした、「お腹が空いた」という言葉から始まったトーク。ここでは、お腹が空いているとき、あまり苦いものは欲さずに甘いものや脂っこいものを欲する傾向があることや、イライラなど、空腹がその時の心理状態に与える影響などに改めて気づくことができました。その他の心理的な刺激として、ブラックバイトやスクールカーストが話題として上がり、これらに関しても議論を深めることができました。


 例えば、参加者の出身校に多様性があったため、参加者の体験談からスクールカーストの実態が把握できました。その上でそれを解消する必要がある場合、次のような解決方法があがりました。

コミュニティ内の上下関係はその集団の質に依存している。集団の下部にいる人々、その輪にさえ入れない人たち同士で新たな別の集団を作ることで不満は解消されるのではないか。

これはサークル、ゼミなど学生生活の人間関係にも活かせることではないでしょうか。


 今回は議論を発散させながら問題発見・解決することを意識しつつ、自由な議論が実現できました。みなさんも、身の周りの気になることを立志会という環境で声に出してはみませんか?


参加者によるレポート

今回の参加者のやすDさん(D4)に書いていただいたレポートを公開しています。

https://titechrissikai.wixsite.com/home/blank/第3回参加レポート


プレゼン紹介

プレゼンのスライドはこちらから見ることができます。

https://prezi.com/view/FYajmBWUbksyf5ZinTfn/

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