文責:佐野 千尋(ちっひー)
写真では第何回なのか全くわかりませんが…、11月29日(金)に第6回立志会を開催しました!
誰がなんと言おうと第6回です。間違いありません。
今回は、ひるにぃ(B4)から「文転と地方創生」をテーマにプレゼンしていただきました。(ページ下部で資料を紹介しています。)様々な専門性をもつ参加者が20人集まり、地方についてのトピックを中心に深いぎろんを進めていきました。また今回はなんと半数が初参加で、いつもとは一味違うぎろんが楽しめました。
今回の総括
第四回から主流になりつつあるアイスブレイク、自己紹介→プレゼン→1時間ほどのぎろんという流れで立志会を運営していきました。
アイスブレイクは「好きな空間は?」についてグループで話してみる、というもので、
Euclid空間が好き。
という理系を極め過ぎている素敵な人から、
美容院のシャンプー台でうとうとしたのが良かった。
という人まで様々。ちなみに私は大きな窓があるカフェが好きです。時間が過ぎていくのをただ感じていられるあの空間が私はたまらなく好きです。
こうして見てみると、「空間」と聞いたときに思い浮かべるものも人により大幅に違うようですね。
ひるにぃのプレゼンを受けて、
ひるにぃのプレゼンを受けて、こんな内容でぎろんしました。地方における教育機会、地方をウェルビーイングの舞台に、水のブランディング、インフラ事情、それ以外にも、工事用のフェンスに描かれたアートについて、机の上に地形を作ってみた。などについて、参加者全員による、次に何が起こるのか全く予想のつかないアートのようなぎろんを楽しみました。
これから、その一部を紹介していきます。
まずは、地方創生について考えた人たちからは、こんな声が聞こえてきました。
地方都市を日本のシリコンバレーにする。
何か尖ったものにしてしまおう、という発想。関東圏に近づく努力をするよりも、それぞれの地方の良いところに注目してそこを伸ばしていこうよ、という考えだと思います。
ここのグループでは、「こうしたらできるはず!」というような、具体性を持ったところまでぎろんが進んでいました。
立志会では、愛とは何か?生きる意味とは一体何?のような抽象的なトピックを扱う時もあるし、このグループのように具体的な話をすることもあります。
このページを読んでくれているあなたはぎろんするとき、抽象、具体、どちらが好きですか?得意なトピックについてぎろんするのも良いですし、新たな自分に出会いたくて、いつもと違うことについて話すのも良いものですよ。
工事用のフェンスに描かれたアート(以下フェンスアート)についてのぎろんでは、
批判を跳ね返してもっとふざけてくれ!!
という叫びが印象的でした。参加者が普段感じているであろう自由への渇望のようなものを感じました。
ブラシとペンキだけ置いておいて、通りがかった人が自由に描くことでこそ本当の意味で東工大らしいアートができるのではないか
と言っている人も。だとしたら、たまたま集まっただけの人が自由にぎろんを進めていける立志会は、東工大らしいアートと言えるのでは?
フェンスアートを扱ったぎろんでは、結局
良いぞもっとやれ
という結論が出ていました。
さて、フェンスアートについてのぎろんは一度収束し、次の段階に移るわけですが、ここでは、
自分に見立てたペン先で世界を「歩いて」いる。
紙をくちゃくちゃにして、それを地形図に見立てよう。
私たちだけの地図を作ろう。
ここにいた人たちは、えんたくんを用いて自分達だけの立体的な地形を作っていました。言葉で紡いでいったものだけがぎろんじゃない、というメッセージも内包しているように感じられます。立志会におけるぎろんのあり方に対しする問題提起とも言える「ぎろん」の姿だったと思います。
参加者のレポートを書いてくれたパパやすさんは基本的にここでぎろんを楽しんでいました。このグループのスピード感と発散の具合を体験してみたい方はぜひ、下のリンクにあるパパやすさんのレポートも合わせて読んでみてくださいね。
このグループでは「ぎろん」の可能性を感じました。ぎろんの行き着く先はもしかしてアートなのかも?
今までの立志会とは少し違って、今回は主に「地方の活性化」をするにはどうするか、ということについて話していました。それでも人によって多様な切り口があることがわかる、そんな立志会になりました。
参加者によるレポート
参加者のパパやすさん(M2)に書いていただいたレポートを公開しています。
パパやすさんはフェンスアート→地形図という順番でぎろんをしています。
プレゼン紹介
プレゼンの内容はこちらからみることができます。
謝辞
プレゼンターの蛭田さん、進行役の大川さん、並びに運営に関わった全ての方に感謝いたします。また、共にぎろんを楽しんでくれた参加者の皆さん、これから参加してくれる皆さん、ありがとうございます。
一緒にぎろんを楽しみましょう。
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